Webデザイナーが考えたデザインをもとにして、Webサイトを構築することを仕事としているのがコーダーです。HTMLと呼ばれるマークアップ言語やCSSと呼ばれるスタイルシート言語などを使用して、仕様書通りにWebサイトを構築していきます。中には、Webサイトの構築と聞いて、デザインが得意でなければ難しい仕事だと思う人もいるでしょう。しかし、コーダーはWebデザイナーの指示通りにコーディングする技術さえ持っていればなることができます。多少の基本的な知識は必要になりますが、必ずしもデザインができないといけないということではありません。コーダーになるために必要な資格もありませんので、知識の習得や言語の勉強ができる人であれば、誰でもコーダーになれるチャンスはあります。
また、ブラウザ上で問題が発生しないように設計を考えてミスなくコーディングすることや、クオリティの高いWebサイトを構築することはコーダーとしてとてもやりがいのある仕事です。形のないものを自分の手で形のあるものに作り上げていくことは、達成感と面白さを感じられます。Webデザイナーがどれだけいいデザインを提案したとしても、それをクオリティの高いものに仕上げる技術力のあるコーダーがいなければ、いいWebサイトは作ることができません。地味で大変そうな仕事に思えるかもしれませんが、コーダーがいないとユーザーにとって使いやすい、楽しいWebサイトの構築は難しいです。コーダーは、いいWebサイトを作るためには欠かせません。